こんにちはMassaです。
今回は論語で中国語学習第3回目、ちょっと進みが遅い様な気もしますが、気にせずマイペースで続けていきます(笑)。
今回の句(原文)
”子曰:巧语令色,矣仁!”
「巧言令色鮮なし仁」です。
論語の中でも非常に有名な句で多くの方が一度は耳にした事がある事でしょう。今回はこの句について中国語を勉強しながら考察をしていきたいと思います。
译文/訳文
译文:孔子说:“巧语花言,装着一脸和喜的样子讨好别人,
这样的人具有的‘仁德’是很少的。”
訳文:孔子は言いました。:口先だけのうまい話をしたり、いい顔して他人の機嫌をとる様な人には、仁徳の備わったものはとても少ない。
覚えたい単語
评析/考察
这一章,孔子讲仁的反面,即为巧语花言,工于辞令。
この句では孔子が仁の反面、すなわち口先だけの辞令に長ずる者について話をしている。
儒家崇尚质朴,反对说话办事随心所欲,只说不做,停留在口头上。
儒教家は質素で慎ましい事を善とし、逆に欲に従って行動し、言うだけでやらない、口先だけである者を避難している。
这表明,孔子和儒家注重人的实际行动,特别强调人应当言心一致,力戒空谈浮言,心口不一。
これは孔子と儒教家が人の実際の行動に重きを置いている事を表し、特に人は心と言動が一致するべきだと強調し空論や戯言、心にも無いことを言う事を戒めている。
孔子从仁的高度提醒人们,要对巧语花言的人提高警觉性。
孔子は仁の高い人たちからの教えで、口先だけの者に対して警戒心を促している。
また、对は「〜に対して」という意味になり、後ろの巧语花言的人に掛るので「口先だけの人に対して」となりますね。
“巧言无实,令色无质“。言简意明。
巧みな言葉には身がなく、媚へつらう顔には本質がない。簡潔で明らかである。
この句から学べること
不安のあらわれ
この句は日本でもとても有名な句ですよね。私も高校生時代に学校の従業で習ったのを覚えています。
実際に社会でもこの様な中身の無い人ほど自分を少しでも大きく見せようとやたらと自慢をしたり、上から目線で物ごとを語ったりする人がいますよね。
私も恥ずかしながら気付かないうちにこの様な態度を取っていた事に最近気付いたんですよねw
なので考えを改めて自分の言動には注意を払う様にしているのですが、なかなかすぐには治らないものですよw。
本を読む様になってから自分を大きく見せようと思うその心の裏にはいつも”不安”があるんだという事を知ったので、その気持ちがが出てきたら不安が何なのかを考える様にしています。
不安の正体
「人から馬鹿にされたく無い」とか「凄い!と思われたい!」、「人から尊敬されたい!」という気持ちの裏側には実は自分の実力や能力が本当は劣っている事をよくわかっているという事なんですよね。
ただそれを認めたくないが為に大した事でもないのに大袈裟に自慢をしてしまったり、人にコビを売って諂ったりしてしまうんです。
成長のためのスタートライン
人には自分が成長するために適度なプレッシャーが必要である事も事実です。しかしそれはありのままの自分の実力を受け入れてから初めて今まで以上のチャレンジが出来るのだと思います。
そして自分の実力や能力を受け入れると自ずとやる事は見えてきました。
必要なことを少しづつでも身に付けて行く事でありのままの自分そのものを大きく成長させる事ができるんだと理解する事ができました。
つまりこの句の本当の意味は「自分を受け入れてありのままの自分を成長させろ!」という事だと私は解釈しています。
結論
無能に気づけ!そして考えよう!
出来ない自分を受け入れるのって本当に辛いですよね。私は自分がそうであると本当に気づくまでに約50年かかっているのでその時のショックは今までの人生では経験した事がないくらいの悲しみと落ち込みでした。
1週間くらいは突然涙が溢れたり夜も一睡もできない日が続いたりもして、その事を受け入れるための時間が必要でした。
その間は自分はこれからどうすれば良いのかをひたすら考えました。
「死んでしまった方がいいのでは?」とまでは流石に考えませんでしたが(怖いのでw)「この先どうやって生きていけばいいのか?」って必死で考えました。
そしたら今まで自分が思っていた「こうするべき」とか「こうあるべき」という事が意外と生きる為には重要ではなかった事に気付いた時に少しづつ今の自分を受け入れられる様になりました。
今ではありのままの自分を成長させるべく日々無理せず自分のペースで、時にはサボる事もありますがw楽しみながら楽しみながら自分磨きをする毎日です。
実はこのブログもその自分磨きの為に始めた事で、初期の記事なんかはとても見れたものではありませんが、時々自分の成長を感じる為に読み返したりしています。
これからもブログを通して自分と向き合い成長していきたいと思います。そしていつかこの経験が誰かの役に立つ日が来ると嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
Massa
コメント